低圧絶縁抵抗
低圧絶縁抵抗の技術基準は、ご存じの通り
100V 0.1MΩ以上
200V 0.2MΩ以上
もし上記基準値を下回っている場合ですが、
どーする?(CMキャッチコピーの受け売り^^;)
キュービクル内配電盤ブレーカーの悪いところ
を絶縁抵抗測定器メガーで探します。
建物内分電盤ブレーカーの絶縁不良箇所を特定
出来たとします。
例えば
建物内分電盤ブレーカーがクレーン100A以降が、
0.01MΩの場合。
これは絶縁不良です。
この後どうしますか?
設置者に絶縁不良をお知らせします。
設置者が電気工事専門電気会社に工事を依頼し
直します。
報告書に記載します。
ただ、こちらの報告では、少し理由が足りません。
私なりの答えは
「設置者にブレーカーが落ちて、電気が行かなくなり、
クレーンが動かなくなります。
至急、専門クレーン会社に連絡して、修理して下さい。」
(保工分離の考え方)
管理会社にも報告しますの旨も忘れずに言います。
報告書に記載します。
設置者のほとんどの方は絶縁不良の事が分かりません。
なので上記のようにお答えするのが良いかなと思います。
間に管理会社がいる場合は、そちらにも必ず連絡します。
自分と設置者の間に営業さんがいるような場合は
管理会社に報告してもらうとスムーズです。
おこがましい書き方ですが、
謙虚なものの言い方で、かつ電気管理技術者としての誇り、
プライドを持って対応する事が必要だと考えます。
ココにつきます。
実を言いますと、私は設置者に対しての物言いが失敗ばか
りだったなと反省しています。
相手の気持ちに沿うものの言い方が出来なかったなぁと。
とある通りを作業途中でヘルメット姿で歩いていた時の
出来事です。
歩道を工事している人たちが居ました。
我々と同じ作業員さん達です。
そこを通行しようとした時に、一緒に歩いていた仲間
(年齢的には先輩です)がこう言いました。
「すいません通してください」
警備員の方にそう言ったのです。
警備員の方は
「どうぞ通ってください」
と誘導棒で指示されました。
何気ない会話のやり取りですが、東條辞書には無い会話
です。
それ以来、かなり忙しく我を忘れる場面でも、
この事は肝に銘じて忘れず実践しています。
その仲間の受け売りですが、
「そう言うと気持ちがいいんです!」
これも頂いちゃいました。
仕事にかかわらずありがたいお言葉ですm(__)m
仕事をしている中で、
波及事故などの理由があれば、高圧電気を止める事が
出来る権利を持つ電気管理技術者としてのプライドと、
高圧電気を引き入れている設置者(お金の出どころ)
との板挟みで、時にプライドがまさり勝ちになったり、
設置者に卑屈になったりですが、、、、
謙虚な気持ちを常に持ちたいなと自分に言い聞かせて
いる日々です。
失敗もありますが時にはうまくいく場面もあります。
日々修行ですねー
ではごきげんよう!
次回は
松本空港から丘珠空港そして女満別空港に旅したい
お話しです。
または、空総229(空港の運用時間を定めた基準となる
公文書)、(空港の開いている時間(運用時間))の
お話しかもしれません。